健side

あー。もうすぐ2年か

ほとんど学校いってねーわ

「アイツ...生きてんのか?」

なんかあると思い出す
アイツの顔

なんでアイツ泣いてたんだろ...



─♪。.:*・゜───
「はい。」

「なぁ、明日1年の最後だぜ?来いよ!」

「あー。行く行く」

隼人からの連絡だった


俺が学校に来てないとき
毎日のように俺の家に来る
それか電話。寂しんだろーな(笑)




「ふぁ~あ。ねみぃ」
「なー、俺寂しかった。2年もクラス同じがいいなぁ。その前に2年からは来いよ」
「わかってるよ」
「体育館いこーぜ」

隼人にそう言われて足を運んだ


...隣のクラスも移動してる
ってことはアイツいるか

「みっけ。」

あいかわらずちっせーな。

隣の奴と楽しそうに話した
よかった。元気になったんだ


いや...まてよ、
アイツの後ろ...またあの男。


るな......?


「っ。」

「ちょ、おい!健どこ行くんだよ!」

「便所ー。わり、先行っといて」




便所なんて行くわけ無い

俺が向かったのは───

「るな。ちょっと来て」

そう言ってるなを連れだした

ぽかんと口をあけて見てる隣の子
「ごめんね。るな借りる」
「いえ!全然おっけいです!」
いい奴じゃん(笑)



「え!ちょっ!松本健!?」


るなの声は聞こえてた

けど、今はそれどころじゃない

なんかわかんねぇけど
イライラする。