「だあいじょうぶ!どうせまたダメよー。告白した子みんなフられてるんだから」


美奈に頭をなでなでされながら慰められる。いつもなら美奈の言葉に反抗したりするのに、今日はできない。




「ああー…そんなこと言わないでぇ…告白する勇気がなくなっちゃうから…」




「あんたならオッケーなるかもよー?」





「ないない!絶対ない!変なこと言わないでー」



ぶるぶる頭を振りながら、さっきのことを思い出す。



赤くなったほっぺたでうつむきながら、もじもじしていたまきちゃん。



ハルと明らかにお似合いで…



今日が部活なしで良かった。もしあったら、まきちゃんにぎくしゃくして強く当たってしまいそうで怖かった。