「おはよ〜」



「おはよう」




ナツ君の服は普通のTシャツにシャツを羽織ってて結構趣味がいい。私が言う身分でないのは百も承知で!



私の向かいの席に座ってナツ君は面白そうに笑う。




「意外と楽しみにしてたんだな」



「うん…まあ」



「こういうの、嫌いだと思ってた」



多分、こういうのっていうのは友達に遊ぶこと。やっぱりそんな風に見えるのかな。



「嫌いそうにみえる?」



「まあ、そこそこに。なんとなくだけど」


その言葉にちょっと傷ついて、不安になる。




「もしかして、しおんもそう思ってるのかなぁ…」




ナツ君は嘘をつかない。だから、どんなことにも正直に答える。