しおんはそのまま私のことをぎゅうっと抱きしめる。



「夏木が架澄のこと独占しようなんて100年早いわ!」



結城君はぶうっと吹き出して使い物にならない。ナツ君は顔を真っ赤にしている。



「ど、独占って、こいつのどこを独占したい!?」



「えー!?可愛いじゃない〜!架澄にだけ言わせるって架澄が特別みたいじゃない」


「こんなやつ独占したくない!」



悪かったわね。私もあんたに独占されたくないわ。どっちかっていうとしおんがいい。



「しおん、アイス買いに行こ!」



「うん!」