京兄というのは、誰だか分からないけど、2人のもう1人の幼馴染なのは分かった。




2人がそんな話をしている間は、私とナツ君でちょっとした話。




「あのさ〜、ナツ君は絶叫乗れるの?」



「乗れる。そっちは?怖いとか言いそうな顔だけど?」


「バカにしてる?私もちゃんと乗れます〜」



べえっと舌を出してやる。
へん!ざまあみろ!



と、目の前には大きな目でこっちを見ているしおんがいる。いつの間に話が終わったのか…



しおんはびしっとナツ君を指差す。



「ねえ!なんで架澄にナツ君って呼ばせるくせに私には言わせないの!?」



しおんは、どこかおかしくなったみたいだ。