ばたん!



多分、部活の人の視線を初めて一斉に受けたと思う。



痛い。



「仁科大丈夫!?」



部活の子達に声をかけられて、へらっと笑う。




「大丈夫、ごめんね、迷惑かけて」



「それは全然いいんだけど!!」



立とうとしたところで、よろっと足がよろけてうまく立てない。




どこかの記憶と重なる気がするけど、気のせい?




ていうか、どうしよう。




誰かに支えてもらわないと…