「…っ……!!」



思わずそのしゃがみこんでうずくまる。




「架澄ちゃん!?大丈夫!?」



「……だいじょうぶ…」



「全然大丈夫じゃないじゃん!?立てる?」



かろうじて立てたけど、歩けない。


どうしよう…



ハルも私のこと見てる。いつもはしない、心配そうな顔。ハルはゆっくりこっちへ来て、私をおんぶしてくれた。




「だから無理すんなって言ったのに」




ぶっきらぼうな声だけど、すごい優しかった。



「ごめんなさい…」




みんなの手前、抱きつくことはできなかったけど、すごく胸がきゅうってなった。