「…優兎、聞きたいことって?」


「まず1つ、色にはなんで何も教えなかった…?」


その質問を聞いたに愛姫は、予想通りの質問だったのか笑った。


「…柚志亜と同じことを聞いてくるのね。色にはいずれ話すつもりよ。」


「…柚志亜?」


「あっ…はじめまして、優兎様。
仁凪柚志亜(じんなぎ ゆしあ)と申します。」


「よろしくお願いします。」


柚志亜と呼ばれる人は肩ぐらいまでの髪から少し長めの髪が出てきていて、女子なんだと思える。


「柚志亜は私の執事なの…さて、話を戻しましょう。優兎には先に…順をおって話すわ。」


愛姫はゆっくりと話し出した。