ピーピピ
ピピーピピピー
ピピピピピピピピピーー
あぁぁぁああ────
うるさ────────い
時間が経つごとに
目覚ましの音が大きくなっていく
スヌーズ設定なのにも関わらず、
なぜあいつは起きないんだぁあああ!!
リビングまでバッチリ聞こえてるから!
コンコン!
いくら待ってもその音は鳴り止まないので仕方なく部屋に入る。
「ちょっといい加減起きなよ」
そう言うけど返事はない。
……生きてるー?
少しだけ心配になって肩を叩く。
あたしに触られたのが気に入らなかったら後で勝手に除菌しろ。
そう思って。