「……うわぁ」
目の前にあるのは、思わず声が出てしまうくらい立派な本屋さん。
名前は聞いたことないし、個人経営のはずなんだけど……これはすごい。
床がピカピカなのはもちろんなんだけどフローリングだし天井も本屋とは思えないくらいオシャレ。
「!???」
そして驚いたのは、携帯小説コーナーがものすごく広いこと。
出版社ごとに大きく区切られているし、本の紹介文が所々貼られている。
「……いいとこだぁ」
毎月何冊も買ってしまう買ってしまうあたしとって本屋さんとは癒しの場所だ。
何もかも気に入ったあたしは、携帯小説はもちろんのこと
参考書や漫画もここで買うくらい通いつめていた。