「いいんじゃない」 「嘘、あたしのウェディングドレス姿なんて、正直どうでもいいんでしょ」 ……どうでもいい訳あるか、馬鹿。 「綺麗だ、今すぐ抱きたいくらいに」 なんて半分冗談まじりに言えば 「やー、そういうこと言わないでー」 と照れる彼女。 愛しい。 彼女の何もかもが愛しくて、 こんな感情は初めてだった。