そして逃げるように家を出て


たどり着いたのがここだった。





もう人に気を遣いたくなくて

望んだ一人暮らしの生活。



なのに


「家が無いんです」


って泣いて頼んで来るあいつ。


一人で縮こまって外で寝ている姿をみたら女嫌いとか関係なく


ほっとけなくて


一緒に暮らす羽目になる。


静かな生活は奪われて本当にうるさくてかき乱された。



迷惑だ、本当。







何で散々人の心に入ってきたくせに

どっか行くんだよ。