バイトを少しだけ早く上がって
家に帰った。
軽く荷物をまとめて
咲の家に行った。
*
「咲〜泊めて〜」
泣きじゃくりながら
アポなして咲の家を訪問。
「ちょっと美優!?
一体、どうしたの?」
今朝みたこと、早瀬さんのこと
全て話せば
「そっか、大変だったね。
あたしは一人暮らしだし、何日いてもいいよ」
快く泊めてくれて、あたしを慰めてくれた。
「……でも、王子は心配するんじゃない?」
咲の言葉に、あたしは静かに首を横に振って
そのまま携帯の電源を落とした。
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