どうやって帰ってきたのかなんて


知らない




授業がもう終わってたなんて



知らない






今日のあたしはもう何もかもが無気力で


ずっと机に伏せて眠っていた。



お弁当を渡しにいったのは朝だったけど

気づけばもう学校終わり。





「はぁ……バイト行かなきゃ」


慧也の顔なんてもう見たくないから


同じバイト、同じ家なのを



恨んでやる。