晴れていたはずのあたしの心は
アパートに着く頃にはすでに鉛のように重かった。
大学生になったらステキな人と出会いたいなんて言えてた頃の方が
今よりずっと幸せだった。
……もう、本当に嫌だ。何もかも嫌になってしまう。
そう思ってアパートの階段を登って行くと
!??
アパートの前に大量に物が溢れてるのを目にした。
……何だろ?
そう不思議に思いながら寄って行くと
!???
「……これ、あたしの」
アパートのドアの前に乱暴に投げ出されていたものは
ゴミでもなければ
ガラクタでもない。
あたしの荷物だった────