「昼にLIFEを無視された時

自分でも驚くくらいイラついた。

普段は口は悪いけど

めったにイライラしないし

自分でもどうかしてるって思ってた」




「……ごめんね」




「いや、別にお前は悪くないよ。

誰にとってもあれくらいは普通のこと。

でも俺は違ったみたい。


送られてもこないLIFEばかり開いてはため息ついてた」




「……」




「その時、俺気づいたんだよ。

やっぱり俺は女と付き合うべきじゃないんだって」





……何でそうなるの?

そこにたどり着いてしまうの?




「俺、昔から女嫌いでさ。

っていうか女に嫌悪感を抱いてて。

母親が原因ってのもあるんだけど

なかなか信用出来ない。


それどころかLIFE一つで

『どうせ女は裏切るんだ』とか

そんなことばかり考えちゃうんだよ?」




こんなに面倒な男、いないよね。



と自嘲気味に笑う。