何かが顎に恐ろしくぶつかり電信柱だと思った彼はよろけずに身体を支えようとし
腕を伸ばした手の掴みどころは女性の
胸だった事に気づいたやさきに革の何かで
顔面を強打された
しかもちゃっかりあんた電信柱扱いに驚くが
必死に
混乱に
なりながらも腰をまげて謝っている彼
「貴方なんなのよ!警察呼ばせて貰うわ!!」
「あんたこそぶつかっといて何言うてんねんな!!俺まだしかもウブやし…」
「………………ウブ…?」
はぁーと溜め息混じりで頭をかきながらの彼女
「男と女が出逢った瞬間」
そんな事が深夜2時に起こったのだった