幾日 経っても
わたしの 熱は

全く 、下がらなかった。

幾日と、言えど
四、五日。

近くの病院へ 午後から
行き


医師に 症状を
説明 すると


少し、長引いて
いるようなので


採血を する との事。


わたしは 血を
取るときは 目眩を

引き起こしやすいため

横に なりながら
看護師さんに 多少の

痛みを 与えられ

「う」!っ という

言葉も 心の中で
呟き、採血は 行われた。



検査を 待っている間は
恥ずかしながら

お金の心配と
悪い方の 結果を

想定していた。




まだ 、医師は こない。


耳には、わたしの次の
患者さんと

医師のやり取り

大の苦手な、心電図の音が通ってきた。




やっと、妖怪 、ヌラリヒョン
の如くに 現れた、医師が
わたしに告げてきたのは

幸い、白血球の数も
普通で


酷い、感染症も
なく

風邪薬だけ 出しておく
との、事。



そう 言われると
確かに、安心はできた。




しか し、夜は
身体が 薬も 飲めないほど

疲れていた ため
そのまま、横になって
しまった。



ただ


薬局でも 水分は
しっかり、取るように

言われていたので

ポカリスエットを
薬局で買って 飲んだ。



それでも、現状では

熱は 続いている。


処方された薬は
朝も、昼も

飲まなかった。



替わりに 胃に 不調を
感じたので 胃薬を

飲んだ。


仲間が 胃から来る熱ではないのかと…。

言った ためでも
あるのだが 。


仲間には、毎日のように
何杯か、飲んでいる

ブラック珈琲 を
指摘され、それが

胃に来たのでは ないかと
言われてしまった。


なるほど、熱は あっても具合の方は 楽だ。


2、3日で 治るだろうと。



だが 、今度は
別の症状が 表れた。


それは 、下痢だった。