「待ってよ。お前そのまま入る気?」






「そうだけど」








「せっかくだから脱いで思いっきりはしゃごうぜ」








「無理。日焼けたくないし」








「あっそ。そんなに不機嫌なら入んなきゃいいじゃん。俺入るから」








やば。せっかく告ろうと思ったのに。








とか思ってたら、とっさに凛斗の手掴んでた。









「なんだよ」










「凛斗、ごめんね。私こんな水着初めてだし、恥ずかしかっただけなの」









「そっか。俺も無理やり言ってゴメン」









「「・・・・・・」」









「「あのさ」」










あ。はもった。









「凛斗、何」









「いや、夏海から言って」









「あのさ、うち凛斗のこと好きなんだ。だから、付き合ってほし・・・」









私は、凛斗に抱きつかれて最後まで言えなかった。