私は思わず目をつぶる。
「えっ?」
私の体に感じたのは痛みじゃなくて優しい温もり。
「ごめん。」
「あの…離し……」
「ごめん。」
私の言葉をさえぎって謝りながら私に抱きつく手の力が強くなっていく。
ユウトは私の首に手を回した。
近すぎて恥ずかしくなって、自分でも顔が赤くなっていくのがわかる。
「俺から誘ったのに…き…緊張してしまって…うまく話せなかったんだ。」
「えっ……。」
キンチョウシテタ?
ユウトが?
俺様と思っていたユウトが私なんかとのデートで緊張したの?
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