中学に上がると、同じ校舎で、あたしは結構祐真のクラスに通い詰めた。
最初こそクラスのみんなに変な目で見られたものの、慣れてきて祐真の仲良い先輩たちとも話したりするようになって。
そんなウザったいあたしを祐真が本気で拒否する事はあんまり無かった。
良く文句は言われてたけど。
運動会で、あたしが総力リレーで派手にこけて膝小僧怪我してクラスのみんなに迷惑掛けて、校舎の屋上で一人で泣きまくった時に、祐真が来た時は本当に祐真しか見えなくてあたしの傍に祐真さえ居てくれれば良いと思った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…