惨めすぎる、あたしが。 祐真は何も分かってない。 「……お前って訳分かんねぇよ、本当に」 それだけ言うと困ったように頭を掻いてそれから布団を戻された。 「……おやすみ」 いつもより低い声でそう言うと、部屋を出て行った。 訳分かんないのは祐真の方だと思う。 あたしはいつでも素直に直球に祐真に気持ちを伝えてきたもん。 それを軽くあしらった祐真がムカつく。