本気でやだ。寒いし眠い。
今からお説教なんて聞きたくない。


そんなあたしの気持ちも知らずに祐真が続ける。



「避けてんだろ。あの俺ん家でご飯食った時から」



図星を突かれてギクッとした。
それでも顔を上げないあたし。



「ご飯食べた日じゃないし。あたしが祐真にフラれた日でしょ、それくらい覚えとけバカ祐真‼︎」



言いながら涙が出そうだった。
バカみたい、バカみたい。なんでこんなアホ祐真好きになんかなったんだろう。



フラれた後彼女とご対面なんて本当にアホらしい。