次の日からあたしはもちろん今までみたいに祐真を付け回す事をやめた。
てゆうか止めざるを得ない。
これ以上祐真を追い掛けてたらあたしの青春がいつの間にか終わってしまう事に気付いたのだ。
これからは恋活。きっと祐真より素敵な人を見つけてやる!とヤケにはなってないけどなにかに力を入れないと今のあたしはダメな気がした。
明るい人生を送ろうーーと一大決心した。
「…昨日は悪かった。お前傷付ける事言ってしまってすまん」
学校に来ると顔を合わせるなり朝比奈が謝罪してきた。
「俺一晩中考えてたんだよ。言っちゃいけねぇっつーかどう考えても失礼だったよなって」
「大丈夫。あたしは広い心を持つって決めたのよ」
あたしの言葉に朝比奈はいつもの如く首を傾げて怪訝な顔をした。