美人っていうより可愛い顔した彼女はその性格まで可愛らしい人だった。



誰が話してようがニコニコして会話を聞いてた。台所のお手伝いもしてくれてたし。


…何より祐真を見つめてる時の顔がまるで乙女だし。



「はぁーっ、」



帰ってきて自分の部屋の床に寝転がって今日1日の事を振り返った。


実に嫌な日であった。


朝比奈にムカつく事言われて祐真にフラれて祐真の彼女と仲良いのを見ながらご飯を食べて。



心の狭くて醜いあたしには散々な日だった。