それからしばらく外で雪だるまを作って祐星と世間話をした後、家の中に入った。



入ってきた瞬間の祐真の冷めたような視線が何故か物凄く痛くて。そんな目する意味が分かるような気がしたけど気付かないフリした。



「兄貴、心配してた」



背後からボソッと祐星の言葉が聞こえて、何とも言えない気持ちになった。



ズルい。大好き。大嫌い。
そんな言葉が頭の中を駆け巡ってておかしくなりそうだった。



いやもう最初からおかしいかもしんないけど。