「ひどい、あんのクソ佑真。可愛い彼女がお祝いに来たってのに……」



「誰が彼女だよクソ柚子。セコムじゃなくて警察呼ばれるからさっさと入れ」



「ぎゃー!会いたかった!」



佑真の姿を見るなり抱き着くと、ひっぺがされたけど、家の中にグイグイ押し入れられた。




「寝てたっつーのに、何の用だよ」



本当に眠そうな顔をして、冷蔵庫から麦茶を取り出して自分はコップで麦茶を飲んだ後、あたしに麦茶のボトルだけを渡してくる。



………どうやって飲めと。