「坂本!大丈夫か!?」


 遼くんが倒れてるっ。どうしたんだろう・・・。


「も、持田君。遼くんどうしたの・・・?」


「高熱で倒れた。これから保健室に運ぶんだ。」


「わ、ワタシもついていく!」


 ザワッ・・・。


 み、みんなびっくりしてる・・・。で、でも遼くんが心配だしっ・・・。


「・・・輝風さん。わかった。行こう。」


「うんっ。」


 大丈夫かなぁ。遼くん。遼くんっ・・・。


 ガチャッ・・・。


「保健室の先生いないな。輝風さん、坂本ベッドに運んでくれる?」


「うんっ、わかった。」

 うっ・・・。結構重いかも・・・。・・・男の子ってがっちりしてるんだ・・・。


 ドサ・・・。


「ふぅ・・・。」


「おつかれっ。重かったでしょ。」


「う・・・ん。ちょっとだけ。」


「まぁ、女子に比べて男子はガッチリしてて重いからね。」


「あははっ。持田君は遼くんと仲がいいの?」


「んー。まぁね。どうして?」


「あっいやっえっと、なんでもないの!気にしないでね!」


「? うん。」