「美紗っ・・・。どこ・・・。」


 ザー・・・。


 雨降ってきた・・・。どうしよう・・・。


美紗いない・・・。家かな。


・・・でも、そんなはずないような気がする・・・。


 美紗・・・。


 やっぱり、どちらか1つなのかな・・・。恋愛か、、、。友情か、、、。


 ワタシ、選べないよっ・・・。



「ヒック・・・。ヒック・・・。」

 遼くん・・・。ワタシ、どうすればいいのかな。


遼くんのこと、大好きだよ?でも、美紗のことも、友達として大好きなの。


 私は、どうすればいいのかな・・・。



 ザーーーー・・・・・。ザーーー・・・・。


「りょ・・・・くん・・・。ヒック・・・。ヒック・・・。」



「ハァッハァッ・・・。呼んだか!?綺羅!・・・。」


「っっりょ・・・くん・・・っ。」


 息が切れてる・・・。走ってワタシを探してくれたんだ・・・。


「ゴメンネ・・・。遼くん・・・・。」


 心配かけて・・・。ゴメンネ・・・。