「とにかく美紗を探さなくちゃ!」


 ダッ


「待って、綺羅」


「・・・遼くん?」


「俺も行く。」


「・・・ううん。ワタシ一人で行くよ!遼くんに迷惑かけられない。だからワタシ一人でいく。」


「・・・わかった。気をつけてね。」


「うん!アリガトッ」


 ダッッ


 美紗、どこにいるの?


ワタシ、美紗と今までみたいに仲良くしたいよ・・・。


美紗と仲直りしたい!

 ・・・美紗は、ワタシと遼くんが別れないと・・・。


許してくれないかな?でも、無理だよ・・・それは。


それだけは無理なの。


美紗とナカヨクしたいけど、遼くんとは別れたくないよ。


 ・・・これって、わがままなのかな・・・。


 友情も、恋愛も・・・ってコトは許されないのかな。


どちらか1つじゃないと、、、だめなのかな。

 
 ・・・それならワタシは、、、。


 どちらも選べない。無理だよ。どちらか1つなんて・・・。ワタシには無理・・・。