クラスを見渡した。

同じ学校だった人も、3人いたがあまり仲のよくなかった人ばかりだった。
それ以外の人たちは皆知らない人ばかりだ
ゆきはだんだん不安になってきた

・・・私本当にこのクラスに馴染めるのかな・・・

すると後ろの席から

「ねぇねぇ、名前なんて言うの??私、佐山美樹って言うんだぁ♪」

「あ・・・私は小波ゆきだよ。よろしくねミキちゃん」

「ちゃん付けしなくていいよ!ミキって呼んで!」

「うん!じゃぁ、私もゆきでいいよ♪よろしくね☆」

「こっちこそよろしく!」


入学早々友達が出来た!ラッキー!
さっきまでの不安は全部消えてしまった。

「ね、ね!このクラスさ結構カッコいい人いない!?うわ、超ラッキーじゃ〜ん☆」

「確かに!!!ウチ達恵まれてるー!」

「誰が一番カッコいいと思う!?あ、あの人は!?ぇえーと、坂井友也だって!
カッコいいー!私あの人狙っちゃおうかなぁ〜」

「決めるの早っ!そんなに早く決めちゃったら、もし、もっとカッコいい人いたらどうすんだよ!
それに、中身もよく見なきゃさぁ〜」

「ゆきって、結構慎重だねー。慎重すぎたら逆に取れるものも取れないよ!いいもん、私はあの人に決めた〜☆一目惚れってやつ!」

「なんだし、それ!」

そんな話をしながらゆきとミキは盛り上がっていた



まさか、あとでこんな話しなければよかったと後悔する事も知らずに。