「ゆきー！そろそろ起きなさい！今日は入学式でしょ！？」

「ん・・・ふぁーい・・・今・・・起きるぅ・・・」

ゆきと呼ばれた少女は渋々と布団から出て着替え始めた。

今日は、ゆきの入学式だった
まだ少しブカブカな制服を着て、ゆきは下に降りて行った

「ゆきもついに中学生なのねぇ・・・
ほら！お父さん見て！ゆきの制服姿すごく可愛いわよ〜ｖｖ」

「やめてよ母さん！恥ずかしいじゃん。」

「ふふ。さ、早く仕度して入学式行って来なさい！
良い人見つけたらすぐにお母さんに紹介してね！」

「ゆきにはまだ、そういうのは早いんじゃないか」

急に黙っていた父がボソリと呟いた。

「お父さんったら・・・冗談よ冗談！」


そんな光景を見ながら、ゆきは苦笑し家を出た。


これから毎日通る道を自転車で走りながらゆきはワクワクしていた



───これから始まる新しい生活。　どんな事があるかな───


そんな事を考えながらゆきは中学校へと向かった








そして入学式も終わりゆき達は廊下に貼ってあるクラス表を見に行き自分のクラスへと向かった