体育館につき、人っ気のない体育館裏へと足を踏み出す、なんだかドキドキが止まらないいくら小学校時代の友人でも人っ気のないところにヤンキーに呼び出されたら怖い…
体育館裏には、植物を育てる花だんがあるその前にはベンチがありその右端に健人が腰掛けていた

「 おっ!来たきた(^o^)こっちこっち〜!♪」

そう言って、ニコニコしながら健人は手招きをして自分の隣をポンポン叩いた、どうやら隣に座れと言ってるらしい
あたしは、健人に近づき座らずにツンとした強がった感じで話しかけた

「 こんなところによびだしてなんの用なの?」

「 別に、用事は無いんだけどさ、久しぶりに会ったことだし少し話したいなと思ってさ、人がいるところだとゆっくり話せないと思って(^^)まー座れって!」

そう言ってまたポンポンとベンチを叩くあたしは人、二人分の間をあけて左側に座った

( ようもないのに人を呼びたすなんて、ますます怪しい、ようもないのに呼ぶわけない恋人じゃあるまいし)

「 お前さ〜俺のこと警戒してんの?w」

「 べ、別に警戒なんかしてないよ汗」

本当は、めちゃめちゃ警戒してる
いや、そうでなくても誰だっていきなり近くにはすわらない少し間をあけるのは当たり前だ

「 ふーん、じゃあ何で離れて座るわけ?小学校のころはくっついて座ってたじゃんww」

「 は⁈(゚o゚;;もう二年くらい前のことじゃん!いきなり男子のそばに座ったりしないよ(>_<)!それにこのくらいの距離でも話せるからいいじゃん!」

確かに、小学校のころはベンチで座ったりする時はくっついて座っていた、でもあれは小学校のころの話であってそれにあれは、健人のことを異性として見ていなかったからできたことだ