「 真由美ー⁉」

「 …んんっ…んー……」

お母さんがあたしを呼ぶ声で目が覚めた、どうやらあたしは色々考えてるうちに寝てしまったらしい、ベットから起き上がり階段をおりて行くすると

「 真由美ーあんた宛に手紙きてるよー!うりっ!」

そう言って、封筒をほいっとあたしにわたした、手紙を受け取ると封筒のくちを破いた、なかなから出てきたのは『小学校時代の友達皆で集まろう』と書いてある紙だった。小学校の時の友達で食事をするという内容だった、あたしが行ってた小学校では卒業生が中2になると小学校の時の同級生と集まって食事をするという行事があっていわば同窓会みたいなものだ、お母さんがあたしのほうに頭をかたむけ手紙をみる

「 何々〜…同じ小学校だった友達と集まるの?ふーん、あんた行くの?」

「 そりゃあまあ、行きたいよ今週の土曜日…五日後か」

「 まぁ、いいんじゃない?行ってきたら?(^^)」

( 小学校の時の友達か〜、あたし今同じ小学校の人いないから皆に会うの楽しみだな〜(^^)…斗真も行くのかな〜…今頃どうしてるんだろう…)

田中 斗真 (たなか とうま) あたしの初恋の人…勉強とスポーツもそこそこできてたし面白くて照れ屋でカッコ良くて、可愛いところもあって、特にあたしが斗真の好きだったところは笑顔だ、斗真の笑顔を見るとこっちまで楽しくなるし心が癒される、それと、優しいところ…実は小4の時までのあたしは泣き虫だった、ある時あたしが泣いていると隣にいた斗真が優しく

『 大丈夫か?』

と声をかけてくれたあの時からあたしの心は斗真にがっちり掴まれた、年上の男からは言われたことは何回もあったが、同い年でそんな言葉を言ってくれたのは斗真だけだった、同い年でこんなに優しい人はなかなかいない、そんな優しい言葉を掛けた斗真は本当に心が綺麗なんだと思った。