酷い、酷いよ愛里………。


確かに、私だって悪いけれど……、


そこまで言うこと、ないじゃない…!




一人残された教室で、私は今日も泣いた。




その涙は、親友と喧嘩してしまったという後悔の涙なんかではなく、


ただ、愛里に罵倒されて悲しかったっていう、


それだけの、安い涙だった。




安くて、ちっぽけな涙だった………。