それから、愛里にも何度も、沖本君にはもう関わらないで、と言われました。


私は、わかった、と返事しました。嘘でした。




その時、私は愛里に聞き出しました。


沖本君と愛里はどこまでいってるの、と。


愛里は、キスもまだなのと答えました。




その時、私はふと思ったのです。


そうだ、沖本君を殺そうって。


沖本君を殺して、沖本君にキスをすれば、


私にとっても、沖本君にとっても、初めてのキスになるからです。


叶わぬ、永遠の恋になるからです。




だから、貴方を殺しました。




それでも、私は今も貴方が大好きです。


狂おしい程、愛おしいです。




沖本君、ごめんなさい。