でも、その事がいじめっ子達にバレて、


私は、いじめっ子の一人である円に突き落とされました。




お陰で、入院するハメになりました。


退院して、学校に行く気は、起こりませんでした。


円に突き落とされた、あの学校に…。




でも、うちのお母さんは厳しくて、


それでも学校に行けと言いました。


私は、渋々学校へ行くフリをして、沖本君の家に行っていたのです。


正確に言うと、不法侵入をしていたのです。




それも、貴方を尾行していた時のように、無意識の事でした。




それは、夏休みの途中まで続きました。


夏休み、貴方に、私が不法侵入をしている事がバレてしまいました。




貴方は、きっと、私の事をもっと嫌いになったと思います。


貴方のお母さんにも、もう関わらないでと言われました。




だけど、私は沖本君の事が、まだ好きで好きで、


堪りませんでした。