わかっていても、辛いよ。


それが、沖本君の口から、直接出た言葉じゃなくとも。




「アンタが、まともに私の相談に乗らなかったのは、


沖本君とトラブったことがあったからなんでしょう?


アンタが、沖本君のストーカーをしてた事が原因…」




……。




「アンタ、本当に最低だね!!」


「ストーカーとか、きもいんだよ!!」


「うぜえ!!!」


「しねよ!!!」




私に、次々と罵声が襲ってくる。


心が傷むのは、この一週間で大分慣れてしまっていた。




私は、ただそこに悲しく立っているだけだった。