僕はそれにも、無視し続けると…


「お姉さんが初めてだよ。

俺がここまでやっても反応しない女。」


慶都は嬉しそうに、僕を見ていた。


さっきまでの…
チャラい話し方がなくなったな…


やっぱり、演技だったか…


「ねぇ、お姉さん。

名前なんて言うの?


俺の名前は慶都。

鳳凰って知ってる?


そこの幹部なんだ、俺。」