よかった…


二人とも消えてないんだね…


「蛍のおかげだ。」


私のおかげ…?


「うん…

蛍が僕たちを必要とする限り…

僕たちは消えないみたいなんだ~。」


遥の嬉しそうな声が聞こえた。


「だからね…

僕たちを必要としていてね?」


遥は私に言ってきた。