「じゃあ、あの時、なぜ助けなかった…?」


「俺はあの時…消えかけていた。

出ていきたくても…出ていけなかったんだ…

蛍は感情豊かになっていたからな…

俺がいる意味はねぇ…

だから、俺は消えかけていたんだ…」


恭也の質問に俺は答えた。



「んで、どうするんだ?

蛍に会いてぇのか?」


俺は恭也に言った。