奴等は驚いて俺を見てきた。 敦だけは、それに気付いてたのか… 驚いていなかった。 「じゃあ、蛍も喧嘩が強かったのか…? でも…蛍が龍神に襲われた時… 蛍は怯えていたぞ…。」 恭也は俺に聞いてきた。 「蛍は俺の時と違う。 俺が蛍の体を借りてる時は… 蛍は眠っている。 だから… 喧嘩のやり方すら分からないからな。」 俺は恭也に言った。