でも、あゆみにとっては違うのかもしれない。あのグループに戻りたいんじゃないかな?



『そうだったんだ…でも斉藤さん達グループ戻りたいでしょ?』



「……ううん」



私が尋ねれば、首を横に振った



「ミキ達は、私の話を全く聞いてくれないの。
それに、あそこのグループにいるの疲れちゃった…。


笑いたくないのに、無理矢理笑ったり、欲しくない物を、みんなでお揃いで買ったり、とにかく、みんなと合わせるのもう嫌だと思ったの。



今まで、友達だからと思って我慢してたけど、今回の事があってよく分かった。所詮、この程度の関係だったって事。



きっと、ミキ達にとって私は、友達とは思われてなかったんだよ…だから、もういいんだ。」


『そっか…。』


私も、同じ様な経験したから、あゆみの気持ちが痛いほど分かった。