☆☆☆
ゲームセンターから一歩外へ出ると店内の音が小さくなる。
あたしと実紗は葵君が歩いて行った方向へと移動した。
いろんな人に紛れていても、背の高い葵君ならすぐに見つけられる。
案の定、行きかう人たちよりも頭一個分突き出た葵君を、実紗はすぐに見つけて駆け寄った。
「葵、一体どうしたの?」
「今日は帰るのが遅くなるなんて聞いてないぞ」
葵君の怒った声が聞こえてくる。
あたしはようやく人ごみをかきわけて、2人の元へとたどり着いた。
「ちゃんと、出かけてくるから待っていてって言ったじゃない」
「待っていたさ!! でも実紗は帰ってこなかった。だから探しに来たんじゃないか!!」
ゲームセンターから一歩外へ出ると店内の音が小さくなる。
あたしと実紗は葵君が歩いて行った方向へと移動した。
いろんな人に紛れていても、背の高い葵君ならすぐに見つけられる。
案の定、行きかう人たちよりも頭一個分突き出た葵君を、実紗はすぐに見つけて駆け寄った。
「葵、一体どうしたの?」
「今日は帰るのが遅くなるなんて聞いてないぞ」
葵君の怒った声が聞こえてくる。
あたしはようやく人ごみをかきわけて、2人の元へとたどり着いた。
「ちゃんと、出かけてくるから待っていてって言ったじゃない」
「待っていたさ!! でも実紗は帰ってこなかった。だから探しに来たんじゃないか!!」