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いつも実紗と一緒にアルバイトをしているとあっという間に終わるのに、今日だけはいつもの何倍も時間が経過したように感じていた。
それは実紗も同じだったみたいで、制服を脱ぎながら「早く帰ろう」と、あたしをせかした。
外灯を頼りに道を歩いていると、明日なにをしようかという話題があがった。
明日は学校もバイトも休みの日だ。
初めて蒼太と丸1日一緒に過ごせる日。
「明日は実紗もバイト休みだよね? またダブルデートする?」
あたしがそう聞くと、実紗は少し考えるように空を見上げた。
「明日は、彼氏と2人きりで過ごしてみない?」
実紗のその言葉に、あたしは反射的に頬を赤らめた。
イヤラシイ意味で言ったワケじゃないのはわかっていたけれど、異性と1日2人きりということをやけに意識してしまった。
「それでさ、それぞれどんな休日だったか学校で話そうよ」
「……うん、わかった」
いつも実紗と一緒にアルバイトをしているとあっという間に終わるのに、今日だけはいつもの何倍も時間が経過したように感じていた。
それは実紗も同じだったみたいで、制服を脱ぎながら「早く帰ろう」と、あたしをせかした。
外灯を頼りに道を歩いていると、明日なにをしようかという話題があがった。
明日は学校もバイトも休みの日だ。
初めて蒼太と丸1日一緒に過ごせる日。
「明日は実紗もバイト休みだよね? またダブルデートする?」
あたしがそう聞くと、実紗は少し考えるように空を見上げた。
「明日は、彼氏と2人きりで過ごしてみない?」
実紗のその言葉に、あたしは反射的に頬を赤らめた。
イヤラシイ意味で言ったワケじゃないのはわかっていたけれど、異性と1日2人きりということをやけに意識してしまった。
「それでさ、それぞれどんな休日だったか学校で話そうよ」
「……うん、わかった」