だけどそれにはまた少し勇気がなくて、歩いているうちに空腹感を覚えたあたしたちは近くのファミリーレストランに入ることにした。
赤いエプロンをつけた女の定員さんが出迎えてくれて「4名様ですね」と言うと、あたしの心臓はいちいちドキドキした。
実紗の方がどっしりと構えていて、「そうです」と、返事をする。
案内された奥の方の席へ座ると、自然と蒼太があたしの横に座った。
そしてあたしの前には実紗、その横に葵君。
これはどこからどうみてもダブルデートの光景で、心が浮き足立ってくる。
なんといっても、あたしたちの隣にいるのは完璧な男子だ。
時々女性客がこちらを見ている視線にも気が付く。
「やっぱりすごいね」
小声で実紗に言うと、実紗もその視線は感じていたようで小さく頷いた。
「だってすごくカッコいいもん」
「あたしたち不釣り合いじゃないかな?」
不意に、ラフな格好をしてしまった自分が悔やまれた。
赤いエプロンをつけた女の定員さんが出迎えてくれて「4名様ですね」と言うと、あたしの心臓はいちいちドキドキした。
実紗の方がどっしりと構えていて、「そうです」と、返事をする。
案内された奥の方の席へ座ると、自然と蒼太があたしの横に座った。
そしてあたしの前には実紗、その横に葵君。
これはどこからどうみてもダブルデートの光景で、心が浮き足立ってくる。
なんといっても、あたしたちの隣にいるのは完璧な男子だ。
時々女性客がこちらを見ている視線にも気が付く。
「やっぱりすごいね」
小声で実紗に言うと、実紗もその視線は感じていたようで小さく頷いた。
「だってすごくカッコいいもん」
「あたしたち不釣り合いじゃないかな?」
不意に、ラフな格好をしてしまった自分が悔やまれた。