「最後に、大切なことをお聞きします」


「……なんですか?」


「彼氏人形の止め方を教えてください」


あたしがそう言うと、母親の視線があたしから蒼太へ移った。


蒼太の腕はさっきの争いでところどころ金属が見えている。


「まさか……あなた購入者なの……?」


「はい。このままではあたしは蒼太に殺されます」


あたしはハッキリとした口調で、そう告げただのった……。