☆☆☆
良子さんの自室は2階にあり、派手な外見通りの派手な部屋だった。
ベッドのシーツやカーテンはヒョウ柄で揃えられていて、出窓にはクロスの置物が沢山並べられていた。
「適当に座って。はい、ジュース」
「ありがとうございます」
あたしたちは言われた通り部屋に適当に座り、出されたグレープジュースを一口飲んだ。
少しも休憩せずにここまで来たため、喉はカラカラになっていたところだ。
「で、あたしに話ってなに?」
落ち着いたところでそう聞かれ、あたしは姿勢を正した。
「あの……前に彼氏人形について話をしたのを覚えていますか?」
「彼氏人形? あぁ。都市伝説の?」
「そうです」
「覚えているけれど、それがどうかしたの?」
良子さんが首を傾げる。
「実は彼氏人形ってただの都市伝説じゃないんです」
「へ?」
あたしの言葉に、良子さんはキョトンとした表情を浮かべる。
良子さんの自室は2階にあり、派手な外見通りの派手な部屋だった。
ベッドのシーツやカーテンはヒョウ柄で揃えられていて、出窓にはクロスの置物が沢山並べられていた。
「適当に座って。はい、ジュース」
「ありがとうございます」
あたしたちは言われた通り部屋に適当に座り、出されたグレープジュースを一口飲んだ。
少しも休憩せずにここまで来たため、喉はカラカラになっていたところだ。
「で、あたしに話ってなに?」
落ち着いたところでそう聞かれ、あたしは姿勢を正した。
「あの……前に彼氏人形について話をしたのを覚えていますか?」
「彼氏人形? あぁ。都市伝説の?」
「そうです」
「覚えているけれど、それがどうかしたの?」
良子さんが首を傾げる。
「実は彼氏人形ってただの都市伝説じゃないんです」
「へ?」
あたしの言葉に、良子さんはキョトンとした表情を浮かべる。