入って真正面の大きな四角いテーブルの上には、小さなガラスがひしめき合うように置かれている。
それはカエルの形をしていたり、少女と少年が寄り添っていたりして、すごく愛らしい世界だった。
「綺麗……」
電気の光でガラスがキラキラと輝き、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような感覚に陥る。
「いらっしゃい」
ジッと商品を見ているとお店の奥から1人の男性が出てきた。
青いエプロンをしていて、長めの髪を1つにくくり、黒縁メガネをかけている。
「ど、どうも……」
ひょろりと背の高いその人は20歳前後に見えた。
「あ、ゆっくり見てってね。商品の説明とか必要だったら言って?」
彼はそう言い、お店の隅っこに置いてある椅子に腰をかけた。
接客業が得意とは思えないその人に、あたしと実紗は目を見交わせる。
「あの……実はちょっと聞きたいことがあって来たんです」
「聞きたいこと?」
それはカエルの形をしていたり、少女と少年が寄り添っていたりして、すごく愛らしい世界だった。
「綺麗……」
電気の光でガラスがキラキラと輝き、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような感覚に陥る。
「いらっしゃい」
ジッと商品を見ているとお店の奥から1人の男性が出てきた。
青いエプロンをしていて、長めの髪を1つにくくり、黒縁メガネをかけている。
「ど、どうも……」
ひょろりと背の高いその人は20歳前後に見えた。
「あ、ゆっくり見てってね。商品の説明とか必要だったら言って?」
彼はそう言い、お店の隅っこに置いてある椅子に腰をかけた。
接客業が得意とは思えないその人に、あたしと実紗は目を見交わせる。
「あの……実はちょっと聞きたいことがあって来たんです」
「聞きたいこと?」