こんなに異様な光景を目の当たりにしているのに、どうして実紗は平気でいられるのだろう。
そう思っていると、【スタッフルーム】のドアが開き、1人の女性が姿を現した。
その女性はまだ若く綺麗で、首から下げている名札には藤井と書かれていた。
「あら、可愛い学生さんたちね。いらっしゃい、お客さんが来るのは久しぶりだわ」
藤井さんはそう言い、ほほ笑んだ。
そりゃぁこんなお店誰も好き好んで足を運んだりしないだろう。
「あの、この彼氏人形について聞きたいんですけど」
店員さんが女性だったことで実紗がホッとしたように口を開いた。
「なんでも聞いて?」
「これってパーツごとに買うんですか?」
「えぇ。
できるだけ自分の好みに近づけて購入してもらうようになっているわ。
もちろん、ディスプレイしている子たちにも値段はついているけれどね」
藤井さんはそう言い、真ん中に飾られている3体の人形を指さした。
そう思っていると、【スタッフルーム】のドアが開き、1人の女性が姿を現した。
その女性はまだ若く綺麗で、首から下げている名札には藤井と書かれていた。
「あら、可愛い学生さんたちね。いらっしゃい、お客さんが来るのは久しぶりだわ」
藤井さんはそう言い、ほほ笑んだ。
そりゃぁこんなお店誰も好き好んで足を運んだりしないだろう。
「あの、この彼氏人形について聞きたいんですけど」
店員さんが女性だったことで実紗がホッとしたように口を開いた。
「なんでも聞いて?」
「これってパーツごとに買うんですか?」
「えぇ。
できるだけ自分の好みに近づけて購入してもらうようになっているわ。
もちろん、ディスプレイしている子たちにも値段はついているけれどね」
藤井さんはそう言い、真ん中に飾られている3体の人形を指さした。